熟成チルド牛肉を使用し、米もタレも七味も改めた、松屋の「プレミアム牛めし」。2014年に導入されて以来、関東のかなり多くの店舗がふつうの牛めしからプレミアム牛めしに置き換わったのだが、最近、ふつうの牛めしに戻す店舗がじわじわ増えているようなのだ。
というか、あるとき松屋に入りテーブルに品物が運ばれてきたときふと気付いたのだ。これプレミアムじゃないじゃん、と。
最近値上げして290円から320円になったそうだが、ふだんよく行く松屋はいずれもプレミアム牛めしを提供しているので、非プレミアム牛めしの存在など忘れていた。
久しぶりだね、非プレミアム牛めし。
焙煎七味、なんだかちまちましてて苦手だったんだ。
ふつうの七味と紅生姜を控えめに?のせて、いただく。
「これで、いいんです」
もう10〜40円くらい高くても、全然構わない。クイックでシンプルで十分うまい、非プレミアム牛めし牛めし、私は支持します。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。