ふだんライターなんていう仕事をしていると、自宅にちゃんとした執筆環境があると思われがちだ。しかし私の私の場合は、ローテーブルがひとつあるのみ。つまり「座り机」でMacに向かい原稿を書いていた。
ところが、だ。
私は昨年の春から会社勤めとライター仕事の二足のわらじを履いており、しかも今年の春からは新型コロナウイルス対策で在宅勤務が始まった。ローテーブルに向かいっぱなしという時間が、急激に増えた。会社の仕事の場合は、ライター仕事と違って「気分転換にコメダにでも行くか」といったことは、不可能だからだ。
というわけで、必要に迫られてデスクを買った。
おなじみ?無印良品のパイン材デスクだ。
本有のところは、ニトリで売っているデスクで欲しいのがあった。以前、リアル店舗でチェックもしていた。しかし、みんな考えることは同じなようで、ニトリはどれもこれも納期がかかりすぎるので却下。
無印良品のデスクでも、本当はいざとなれば簡単にどかせるパイン材の折りたたみデスクのほうが良かったが、そちらもあいにく在庫がなかった。
そんな中、このパイン材デスクはネットストアに在庫があった。
2人で組み立ててくださいというデスクを頑張ってひとりで組み立てて、いっしょに買ったチェアも置いてみれば、狭い部屋ながらもジャストフィット。
このフックが思いのほか便利で、今まで床に転がっていたバッグも、とりあえず落ち着く場所を得た。
引き出しには、今まで部屋のあちらこちらに散らばっていた各種ケーブル類や、ローテーブルに出しっぱなしだった、利用頻度の低いガジェットなどが収まった。
最後に同時購入したチェアに腰掛け、デスク上のMacBookや職場から持ち帰ったLet’s Noteに向かってみれば、当然ながら腰の負担が少ない。
これで在宅勤務も少しは快適になると思うと、うれしいのだけれど、なんだか微妙な気持ちにもなるわけで。
リンク: パイン材デスク・幅86cm 幅86×奥行58×高さ70cm 通販 | 無印良品
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。