2018年の東京モーターサイクルショーに出展されていた車両の中で、もっともカッコいいと思ったHusqvarna VITPILEN 401(ハスクバーナ・ビットピレン 401)。
「SIMPLE. PROGRESSIVE.」というコンセプトを掲げた、新しいストリートバイクです。
ネオクラシック的な雰囲気があり、私のようなおじさんは、ヤマハ・SDRにホンダ・ブロスのボリュームを与えたような……などと、つい昔あったものになぞらえようとしてしまいます。
しかし現物は、モーターサイクルの過去/現在/未来をつないだような、適度な既視感がありつつも心が華やぐというか、つまりは「ひとめぼれ」要素満点なのです。
VITPILEN 401は、排気量373ccの単気筒エンジンを搭載。中排気量の単気筒が好きな人にとっても気になる存在でしょう。
また、VITPILENには上位モデルも存在します。
693ccの単気筒エンジンを搭載する「VITPILEN 701」です。401と共通のモチーフを採用しつつも、デザインは大きく差別化されており、より力強いものとなっています。
「VITPILEN」はスウェーデン語の「VIT PILEN(白い矢)」に由来します。
もうひとつのモデルは、「SVART PILEN(黒い矢)」。
「SVARTPILEN 401(スヴァルトピレン)」は、VITPILEN 401をベースにスクランブラーに仕立てたもの。タイヤだけでなく、タンクカバーやシートなど細かいところまで差別化されています。
いずれの車種も、日本市場での発売が発表されています。価格は下記のとおりです。
VITPILEN 401 777,000円(税込)
VITPILEN 701 1,355,000円(税込)
SVARTPILEN 401 777,000円(税込)
リンク: Husqvarna
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。