ヤマハ発動機のモーターサイクル・ラインナップには、やはりこの1台がいないとしっくりこない。
昨年カタログ落ちしてしまった「SEROW250(セロー250)」が、帰ってきました。
長きにわたりセローが愛されている理由は「扱いやすさ」と「自然との調和」だと、個人的には思っています。街を走っていても、山の中を走っていても、威圧感がない。まったく威張らず、いつだって、しなやかに。
私はだいぶ前にセロー225を所有していたことがあって、通勤からツーリングまで大活躍し、今でも思い出深い1台です。
帰ってきたセロー250、従来モデルより10万円近く上昇した564,840円(税込)という価格には多少驚きましたが、空冷エンジンのまま、O2フィードバック制御のフューエルインジェクションや、蒸発ガソリンの外気への排出を低減するキャニスターの装備により、二輪車平成28年排出ガス規制に対応。テールランプはLEDとなり、点灯面積を増やして被視認性を高めるなど、数々の改良が施されています。
私は昨年あたりから「久しぶりに渓流釣りがしたい」と思っていて、なかなか実行に移せていないのですが、セロー250で入渓ポイントまで行って、しばしルアーを振り、釣れても釣れなくても河原でコーヒーを飲んでから帰ったりできたら楽しいだろうなと、想像ばかりしています。
リンク: セロー250 – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。