ラインナップにあると落ち着く……どころの話ではなく、ヤマハのラインナップにおいてなくてはならない存在である「SR400」が、待望の復活。
今年のモーターサイクルショーには展示がなかったので少し心配していたのですが、無事、排出ガス規制に適合し、2018年11月22日より発売されます。
セローやトリッカーがそうであったように、このSR400も空冷エンジンのまま、O2フィードバック制御の精度を向上させ、蒸発ガソリンの外気への排出を低減するキャニスターを搭載しています。
キックスターターとデコンプレバーも以前のモデルと変わらず装備し、始動させるための儀式を要するのは、SRならではといったところ。デコンプレバーを操作して、インジケーターを確認し圧縮上死点からキックを踏み抜けば、SRは始動します。
ただ、個人的な感想を言えば「もうセル付けたほうがいいんじゃないか」と思います。キックスターターは、好きな人のために残しておけばよいものであって、キックスターターのみでることにこだわる必要はないのでは。
SRの40周年ということで、サンバースト塗装が施された「SR400 40th Anniversary Edition」も500台限定で発表されています。
SR400:572,400円(税込)
SR400 40th Anniversary Edition:691,200円(税込)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。