ときどき横浜と大和の間を相鉄線に乗って移動するのだが、夜の帰宅ラッシュ時に横浜→大和へと向かうときに急行で二俣川に着くと、隣のホームでコレが待っていることがある。
相模鉄道の7000系電車だ。
昭和50年から製造された7000系電車は途中でマイナーチェンジしているが、こちらは前期形。1970〜80年代の相鉄はこんな真四角な電車ばかり作っていたが、今やこのタイプの車体をもつ電車は2本しか稼働していないらしい。
通勤電車といえばだいたいは四角い顔なわけだけど、相鉄7000系の妙にそっけなく、しかし妙に無骨な車体はカタカナで表現するとソリッドな感じがする。少し、日本離れしているとも言えるかもしれない。
車内はいかにも昭和の電車といった感じで、冷房装置と扇風機の両方を搭載した電車というのも、東京の大手私鉄では貴重な存在になりつつあるのではないかと思う。
そして、70年代〜2000年頃までの相鉄電車には、なぜかパワーウィンドウがついている。ボタンを押すだけで窓の開閉ができるので、確かに便利なのだが。
車内に鏡があるのも、相鉄ならでは。
リンク: 相鉄線車内の鏡はなんのためにある? – [はまれぽ.com] 横浜 川崎 湘南 神奈川県の地域情報サイト
だいぶ数を減らしたけど、昭和〜平成初期の不思議な相鉄電車を代表する存在であることは間違いない、7000系の初期型。二俣川にコレがいたら、わざわざ乗ることにしている。
追記:相鉄7000系は2019年10月末での引退が予定されています。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。