東京メトロが今年の春から「ベビーメトロ」というサービスを実証実験として提供しています。
これは、東京メトロ各駅および各ホームへのエレベーターやベンチの設置状況をわかりやすく示して、ベビーカーや車椅子の利用者などに役立ててもらおうというものです。
例えば渋谷駅を調べると、こんな画面が出ます。
各ホームと地上との間には、銀座線、半蔵門線、副都心線いずれもエレベーターが設置されていることがわかります。しかし、ホーム別状況の欄には「!」マークが出ていますね。
銀座線から半蔵門線、副都心線に乗り換える際には、エレベーターのみで移動することができないと書かれています。
ただ、先ほど各ホームと地上との間にはエレベーターが用意されていると書かれていました。
駅の構内図を見ることもできます。
これを見てわかるのは、ベビーカーや銀座線から半蔵門線、副都心線に乗り換えるには「改札外乗り換え」しかできないということ。
一度改札外に出て歩道を進むなどすれば、階段なしで移動すること自体は可能です。
このように、駅によってはちょっと読解力は必要になってしまいます。土地勘を要するとも言いますが、土地勘がない人こそこういうものを必要としているでしょうから、よりいっそうの発展を期待したいところです。
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須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。