小田急江ノ島線と相鉄本線が交わる大和駅のすぐ近くに、とても気になる喫茶店がある。その名も「フロリダ」だ。
相鉄の大和駅が地下になる前から存在していると思われる、味のありすぎる建物。いかにも昭和の雑居ビルという感じだが、その中でもかなりエッジのある部類。
カラオケと純喫茶、ふたつのサービスを提供しているらしい。階段を上がれば、ちゃんとフロアが分かれていた。
外観に負けず劣らず、個性的な店内。絵や写真がたくさん飾ってあって、奥の方には漫画本が並んだ本棚が置かれていた。もちろん、全席喫煙可能。
フードメニューがなかなか充実していたが、ここはオーソドックスにコーヒーとモンブランを。
それにしても、店内の色彩がよい。実は座った直後は落ち着かなかったのだが、コーヒーを飲み始めれば、あら不思議。なんだかおちついてくるじゃないか。すっかり、長居してしまった。
ただ、何がどう「フロリダ」なのかは、まったくわからなかった。
関連記事: クロスバイクで純喫茶を巡る週末 — BRI-CHAN須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。