2019年になって最初の週末、京橋での用事を済ませて地下鉄銀座線の京橋駅に向かうが、まっすぐ帰るのも面白くないなと思い、渋谷行きではなく浅草行きの電車に乗る。
浅草駅を降りたらまっすぐ浅草寺——ではなく、以前にも紹介した「福ちゃん」へと向かった。
まだお正月気分ということで、さすがに人手の多い浅草。福ちゃんもにぎわっていた。とても寒い日だったのでラーメンもいいな、ビールも飲んじゃおうかな……などと考えたけれど、ここはやっぱり。
そう、玉子入り焼きそば。目玉焼きがのっかるだけでなかなか豪勢な気分になれて、コストパフォーマンスは抜群だ。
しかし今日は、もっと豪勢?に行こうと思った。
仲見世は歩かず、伝法院通りを西に進んで、中央通りへと折れる。
お目当はこちら「餃子の王さま」だ。福ちゃんの焼きそばと餃子の王さまのハシゴなんて、贅沢!(な気分)。
※外観写真は過去に撮影したもの
お店の前ではメニューやサンプルを見ながら、入ろうか入る前か悩んでいる女子2人組。こちらは食べたいものが決まっているので、先に入らせてもらう。
こちらでは、我慢できずに酎ハイを。
看板メニューは野菜多めでやさしいお味の、その名も「王さまの餃子(税込420円)」なのだが、この日は初めて「肉餃子(税込500円)」を頼んだ。
先ほど悩んでいた女子2人組が私の隣のカウンター席に通され、チャーハン、王さまの餃子、肉餃子をオーダー。
カウンターの目の前で焼かれた肉餃子がやってきた。
iPhoneでの撮影もそこそこに、肉餃子をひと口かじる。
肉餃子というくらいだから当たり前かもしれないが、餡はほとんど肉。小ぶりながらも、肉の密度と旨味をしっかりと感じることができる。
お隣の女子2人組にも、王さまの餃子、肉餃子の順で運ばれてきて、肉餃子を食べるなり「ん、肉しか入ってない」。でもその口ぶりはちょっとした感動を味わったかのようなそれで、野菜多めの「王さまの餃子」とのコントラストを楽しまれているようだった。
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リンク: 餃子の王さま(浅草/餃子) – ぐるなび
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。